1988年「アメイジング・スパイダーマン」300号のコミックに悪役として登場したのがヴェノム。
この無数に生えてる牙!長い舌!黒いドロドロ!いかにもヤバそうな見た目してますね~。
マーベルファンの中でも大人気の悪役なんだとか!
実はこのヴェノム、2007年のサム・ライミ監督の映画「スパイダーマン3 」に登場していたんですね。
でも、原作とも話が違いますし、スパイダーマンシリーズ「スパイダーマン・ホームカミング 」などの「MCU(Marvel Cinematic Universe)シリーズ」とは、関連性のない世界の話となっているので、独立した「ヴェノム」としての世界観を楽しめます。
迫力ある見た目がカッコよく、スパイダーマンの敵の映画だなんて面白そうだったので、早速観てきました!
映画を観に行く前になんとなくTwitterを開いたら、田島光二(@Kouji_Tajima)さんが、なんとコンセプトアーティストとして携わっておられるとツイートされていました!ますます、楽しみになってきましたよ!!
いい意味で裏切られた!ヴェノム可愛いよ!!【感想】
スパイダーマンの敵になるんだから、ダークな感じの話かと思ったら、ヴェノムがおちゃめで可愛いんです!
ヴェノムの可愛いところ
見た目を気にする
「寄生虫」と呼ばれると怒る
ポテト・チョコレートが好き
人の恋愛にアドバイスする
エディ(主人公の記者)大好き
いくら人間と共存して、頭の中を覗けたとしても、その人間的な発想は「タタリ神」のようなドロドロの液体だったとは思えないですね。
思わず笑ってしまう!わかりやすい笑いどころ!【感想】
ヴェノムは、「シンビオート」という謎の地球外生命体なのですが、寄生されたてのエディ・ブロック(トム・ハーディ)の動きがコミカルで思わず吹き出してしまうほど。
ヴェノムはよく喋る喋る。ほんとにおしゃべり。2人のやり取りはまるでコントですね。
しかし、エディは記者なんですが「やっちゃいけないこと」を後先考えずにやってしまう。ダメ男。(実力はある人気記者だった)
そのせいで、仕事はクビになり結婚する予定だった婚約者アンにも振られてしまいます。
原作では、スパイダーマンが悪事を働いているという偽情報を捏造し、そのことをスパイダーマンに暴かれて仕事をクビになってしまうそうです。
今作の映画では、はじめは仕事に付いていますが、上司のセリフで「無職だったお前を拾ってやった」という部分があるので、関係ないけど少しリンクしているのかななんて思ったりしました。
カッコいいシーン多数!残虐シーンはないから子供も楽しめる【感想】
とくにかく、ヴェノムとエディが融合して動き回るシーンがカッコいい!
液体のような滑らかな動きで、エディに危害が及ばないようにエディを捕まえに来る「ライフ財団」のCEOドレイクの手先から守ります。
バイクシーンも目が離せません!!
そして、「お前はオレのものだ」みたいなことを言っていたのに、いつも自分のことを「We are(俺たち)」というんですよね~~!仲間意識が可愛い!
CMではマーベル史上最も残虐なダークヒーローと謳われていますが、シーン的には流血はありませんでした。
ヴェノムがドレイクの手先の首をパックンチョしても、切断面すら出てきません。「あ、食べたんだな」と脳で補足する感じです。
ホラーではなく、エンターテインメントな「ヴェノム」を楽しめますから、広い年齢層の方が楽しめると思います!
ここがもっと知りたい!【感想】
ライフ財団のトムドレイクに寄生したもう一人のシンビオート、「ライオット」はロケットに乗り込み地球を征服する企みをするのですが、同じ目的で地球に来ていたはずのヴェノムはいつの間にか、ライオットを裏切り人間の味方になるんです。
その理由は「ここ(エディ)が好きだから」。
ヴェノムは、寄生してからすぐにエディの体を気に入りますが(どうやら体が強いみたい?)、どうしてエディや人間が好きになっていったのかがわからないんですよね。
映画では、そこまで時間をかけて描けないとは思いますが、詳しく知りたいですね~。
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ヴェノムの動きはどうやって作ってる?人間の動きじゃない
ヴェノムは、アカデミー賞を2度受賞しているポール・フランクリンとシーナ・ダガルによってCG、VFXで魅力的な動きを実現しています。
ミーティングで決まった最終目標は、
ヴェノムの動きを人間の動きに置き換えられるようなものにはしない
ということだったそうです。
筋肉質な人間ぽい形になったかと思えば、アメーバーのような液体のようなビチビチした動き、エディを包んだり染み込んでいくような表現は画期的。
何回も見たくなるようなシーンがたくさんありました。
最初トム・ハーディ(エディ)が、モーション・キャプチャーのスーツを着て、ヴェノムの動きをやっていましたが、結局人間の動きを元にして作るのをやめたんだそうです。
100%アニメーションで作られたヴェノムの動きは、想像力豊かな動きで迫力満点です!
mini_tomaの好きなシーン
エディが腐った鶏肉をかじるときの目の変化
ドレイクの手先から逃げるシーン(バイク)
エディが負傷してから立ち上がるシーン
ヴェノムとライオットが戦うシーン
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ヴェノムのキャスト
面白い映画を観た後は、あの俳優は他にどんな映画に出ていたか知りたくなりますよね。
エディ・ブロック/ヴェノム/トム・ハーディ(1977年生まれ)
この映画の制作総指揮者でもあるトム・ハーディ。
【過去の出演作品】
ブラック・ホークダウン など
アン・ウェイング/ミシェル・ウィリアムズ(1980年生まれ)
【過去の出演作品】
オズ はじまりの戦い など
ルーベン・フライシャー監督(1974年生まれ)
【過去の監督作品】
今後のヴェノム続編も楽しみ!
ヴェノムは3部作となることが決定されているようなので、続編が楽しみですね!
この映画は、エンドロールが出ても帰っちゃダメですよ!!会場が明るくなるまで観ていてくださいね。
最後の最後に気になることが...。
想像以上に楽しめた映画「ヴェノム」でした。DVD買いたいな~!